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November 11, 2010

苦労している人が語るGMATで苦労する人とは①

GMATで苦労する人とはどんな人か。
自分の苦労体験(現在進行中)と色んな人のウェブサイトを見まくって思ったことを書こうと思う。
でも、まだ自分もGMATに苦戦してるので、あくまで個人的な意見です。

私が感じるGMATが短期で終わる人をバックグラウンドをもとに、勝手にランキング!

第1位: 理系(※1)+言語力◎(※2)
※1 「理系」とは、大学受験で数学が得意で、中学・高校の数学に自信がある人。
※2 「言語力」とは、英語日本語問わず、読書する習慣があって、大学受験でも現代文が得意だった人。
第1位の人は大学受験の勉強も得意だった人。いわゆる秀才。
こういう人は、Mathはマスアカで数学用の英単語を覚えて、問題を一通り解けば50,51が安定してとれる。
Verbalは単語の勉強とSCで必要な文法を覚えて、CRとRCはOGを一通り問題を解いて理解できれば点が出ると思われる。1回目で終わったり、独学でも終わるタイプはこのタイプかな。

第2位: 理系+言語力△
数学はマスアカで勉強すれば一通り理解できるが、このタイプはVerbalのSCでちょっと苦労して、SCだけ塾に通って3か月程度猛勉強すれば、2、3回程度の受験で終わると思われる。

第3位: 文系+言語力◎
数学がそんなに得意じゃないため、GMAT特有の平成教育委員会的な問題に苦戦。マスアカを勉強して、Powerprepの問題をこなしまくれば、何とかMathで49以上はいく。Verbalは単語とSCで必要な文法を覚えて、CRとRCはOGを一通り問題を解いて、理解できればいずれ点が出ると思われる。

第4位: 文系+言語力△
このタイプがすんごいGMATに苦しむタイプ。私はこのタイプ。高校でも数学が苦手で、基本的な数学の知識が抜けているため、マスアカを勉強してOGを解きまくって、なんとかMathを47~49が取れる。
Verbalは日本語でも読書の習慣がないため、読解で苦しみ中々点が伸びない。
このタイプは独学はかなり厳しく、GMATも長期戦になる恐れあり。


私は当初の自己分析を誤って、第3位のタイプと思って独学でがんばってた。
しかも、第1位、第2位であったであろう人たちのブログを読んで、自分も独学で勉強して2、3回目くらいで終わるだろうと勘違いしていた。
第1位、第2位の人がそうだから、自分もそうだと思い込んでしまい、
GMAT CRである典型的なAnalogy Assumptionに陥ってしまっていた。
自己分析は大事です。

そして、最近勉強しながら思うことは、実はGMATはまっとうな試験なのではないかということ。
Mathは勉強してみると、中学・高校の基本的な基礎知識をしっかり身に付けて、ちょっと平成教育委員会的な問題に慣れればそこそこ点が出る。
中学・高校の数学参考書を勉強し直して、マスアカとPowerprepを勉強すれば、ある程度パターンがわかって、私でもなんとかQ48は出せた。
ちなみに、私のバックグラウンドは、日本の高校を卒業後、日本の大学受験を避け、
アメリカの大学に4年間通って帰国。
高校でも数学は得意じゃなく、でも英語はアメリカの大学卒業したし、Verbalは問題ないと思い込んでいた。

でも、GMATは結局はNative向けの試験。
所詮大学行っただけでは、Native並みの語学力は身に付いてない。
Verbalは、
SC: 暗記(文法ルール)80% 読解20%
CR: 暗記(テクニック)10% 読解90%
RC: 暗記(テクニック)5%  読解95%
なので、やっぱりNative並みに読解力が必要。
大学受験はしてないから分からないけど、センター試験の現代文だって日本人だからって満点取れるもんじゃないだろうし、GMATも同じように英語力があっても読解力がないと高得点は難しい。

GMATのように限られた時間の中で文章の内容を理解するには、
熟語・単語力+論理的読解力+速読力+文法力(構文理解力)などが必要なので、
大学受験である程度、論理的読解力+速読力を現代文で身に付けていたり、日ごろの読書で身に付けていれば、単語を勉強して、TOEFLやGMAT SCのための文法(中学・高校レベル)をある程度勉強すれば、CR,RCも解けるようになると思う。
速読力は背景知識がないと伸びないので、一般教養も必要。
これも読書量の多い人であれば、自然と身に付いているはず。
私はお恥ずかしながら一般教養がある方ではないので、必死に今GMATに必要な一般教養(アメリカの歴史、人文科学、社会科学、自然科学)を日本語でまずさっと読んで身に付けて、英語で読んでる。

と、まあここまで長々と書いたけど、GMATに長い間苦しんでいる人がいる理由が少しは分かってもらえたのでは。
日本人の大体の人は、大学受験をしっかり乗り越えた人たちなので、苦労している人はそんなにはいないと思う。
結局は全てMathもVerbalもまずは中学・高校の基礎があって、
ある程度GMAT用の勉強をすれば独学で終わる人もいる。
でも、中学・高校の基礎がしっかりしていない人は、比較的時間がかかってるようだ。
人生いつかは絶対勉強で苦労するようにできてるのかも。
GMATが終わる人はきっと中学・高校しっかり勉強して苦労してて、受験勉強もがんばったんだと思う。
それに比べて私は中学も高校も受験勉強もしっかりしてこなかったし、時間がかかるのもしょうがない。
良い機会だと思って、恥を忍んで中学・高校から復習してます。

次の受験で終わるか終わらないかはわからないけど、GMATのためだけではなく、
将来グローバルでビジネスするつもりなら、必要な知識だと思うので、じっくりやろうと思う。
アメリカの歴史をまったく知らずに留学するのも失礼な話だし、GMATに必要な知識ぐらいはビジネスマンとして必要だよね。本当こんな状態で目指してたんだから、冷静に考えるとお恥ずかしい話です。
人生苦労はつきもの!

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